|
経営者や経営幹部の方と従業員さまとの関係は、親と子供の関係に似ていると感じます。従業員さまの成長を願ってのご発言も、かえってマイナスになってしまうこともあるかと想います。今回は、従業員さまに発言されるときに、気を付けていただきたいポイントを、子供への教育と同じ視点でご紹介いたします。
叱 り 方
【１ 怒らない、どならない】 ・・・ × 感情的になる
従業員さまに対して怒ったりどなったりされますと、従業員さまも他の方に対してスグ感情的な発言をしてしまいやすくなります。また、経営者の方に怒られないように、顔色ばかりうかがうようになってしまいます。
【２ 「なんででけへんの！」と言わない】 ・・・ × 人格を否定しない
なかなか成長されない従業員さまに対して「なんで○○○がでけへんの！」と言ってしまうと、「どうせ自分なんて・・・。」と自信をなくされてしまいます。また、いつもビクビク萎縮した状態で仕事をされることになります。
【３ 「社長に言うで！」と言わない】 ・・・ × 責任を転嫁しない
従業員さまが叱る方を信用しなくなってしまい、何を言われても平気になってしまいます。
【４ 短い時間でポイントだけ】 ・・・ × くどくど説教しない
話を右から左に聞き流すクセがついてしまい、その場しのぎの「はい。」「すみません。」しか発言されなくなります。
【５ 「○○さんはできるのに」と言わない】 ・・・ × 他の従業員さまと比較しない
いじけたり、ひがんだりされる可能性が高くなります。また、比較された相手を嫌いになられるケースもあります。人間それぞれ成長や覚えるスピードに差があることを再認識してくださいませ。
|