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今回は、賞与の時期が近づいてきましたので、ぜひ導入を検討いただきたい『面談』をご紹介いたします。
賞与の時期が近づくと、経営者の方によくご相談を受けるのは、『ボーナスはいくらにしたらええんかなぁ？』ということです。もちろん、支給の基準は企業さまによって様々で、何が正しい、何が間違い、ということはありません。支給の基準がハッキリしていない企業さまには、「まずは支給の基準づくりから考えませんか？」とご提案しています。一般的には、�ヾ覿箸気泙龍叛咾亡愀犬覆�支給する定額賞与、��企業さまの利益や現預金の増加を原資として支給する業績賞与、を適切な割合で計算する方法に決められる企業さまが多いです。
もう１つ常にご提案させていただいているのが『面談』です。ふだんは、通常業務でお忙しく、経営者や経営幹部の方が従業員さまと、ゆっくり・じっくり話をされる機会を確保するのは、なかなか難しいことだと思います。賞与の明細を渡すだけではなく、良い機会ですので３０〜４５分ぐらいの時間で『面談』をしていただければ、お互いに新しい発見や今後の改善点も出てくると想います。
以下に、面談の際に留意いただきたい点を、いくつかご紹介します。
【１ 賞与支給金額の基準・根拠を伝える】
企業さまと従業員さまは何でつながっているのでしょうか？ もちろん、「経営者や経営幹部の方が魅力的」「仕事にやりがいを感じる」などの『心のつながり』も大きいと想いますが、給料や賞与などの『物のつながり』も決して小さくはないと想います。ほとんどの従業員さまは、「頑張ったから、それに見合う賞与がほしい。」「どのように自分が評価されているのか？」とお考えになっているハズです。従業員さまに完全に納得いただくことは難しいかもしれませんが、支給金額の基準や根拠、経営成績の概要をキチンとお伝えになることが重要です。そうすることで、従業員さまは「また今日から頑張ろう！」という気持ちになられる可能性が高まるのではないでしょうか。
【２ 面談日時を事前に連絡する】
従業員さまに面談の日時を事前に連絡し、「何か話したいことや聞きたいことはないか、当日までに考えておいて。」とお伝えください。突然の面談では、経営者や経営幹部の方に対して、なかなか話すことが浮かばないという従業員さまも多いはずです。お互い「有益な時間」になるように、配慮をしていただきたいと想います。
【３ 「１−１面談」で聞き役に徹する】
従業員さまが話しやすい環境にするため、面談されるのは経営者または経営幹部の方お一人が良いと想います。何人もの方が同席されると「圧迫面接」のようになり、従業員さまが言いたいことも言えなくなる・・・、という可能性もあります。その従業員さまを一番良く知っていらっしゃる方お一人が面談される「１−１面談」をお勧めします。また、経営者や経営幹部の方は、あまり意気込まないようにお願いいたします（笑）。従業員さまは「話したいことが話せた。」「悩んでいたことを聞いてもらえた。」ことで、良い面談ができたと満足されます。上記の１を簡潔にお伝えになった後は「聞き役」に徹してください。従業員さまにたくさん話してもらうコツとして、開いた質問（「はい」「いいえ」で答えが終わる質問ではなく、「〜についてはどう想う？」などの形の質問）も意識していただければと想います。
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