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今回も前回に引き続き、経営者の方とお話ししていますと、よく出てくる話題の『年金』についての１つの考え方をご紹介いたします。
当事務所でご提案させていただいている『自分年金づくり』は、公的な年金、勤務先の年金に加えて、３つ目の年金をつくっていきましょう、ということです。株式や債券での運用も一例ですが、『自分年金づくり』にはリスクが伴います。前回は、リスクを理解していただくための１つの例をご紹介しました。
そのうえで以下のようなポイントをお伝えしました。
・・・「リスクをゼロにする」ことは不可能ですが、「できるだけリスクを小さくする」ことは可能です。日本の年金基金運用の例から学べることは、�。韻弔龍睛讃ι覆砲�たよった資産の構成にしない �■韻弔旅颪龍睛讃ι覆砲�たよった資産の構成にしない �Ａ蠑譴留洞舛鮗�けにくい金融商品の割合を多くする ということです。
今回は、この３つのポイントをカバーするのに有効な『投資信託』について、ご紹介いたします。ただ、『投資信託』すべてが３つのポイントに当てはまるわけではありません。『投信信託』も多くの種類がありますので、３つのポイントに当てはまるかどうかを、しっかり見極めていただくことが重要です。
【複数の金融商品に分散投資するものか？】
株式だけに投資するものであれば、株式市場の影響を大きく受け、値動きも大きくなります。債券だけに投資するものであれば、前回お伝えしましたように、金利の影響を受けたり、相手から返してもらえなくなる信用リスクがあります。このような影響を小さくする、つまりリスクを小さくするには、株式・債券や他の金融商品に分散して投資するものかどうかを見極めていただく必要があります。
【複数の国の金融商品に分散投資するものか？】
株式・債券や他の金融商品に分散投資するものでも、１つの国の金融商品だけに投資するものであれば、また違ったリスクが生じてきます。つまり、その国の景気などの経済状況が株式市場や金利状況に影響を与えるため、値動きも景気に大きく左右されるということです。リスクを小さくするには、いくつの国の金融商品に投資するものなのかを必ずチェックしてください。
【相場の影響を受けにくい金融商品に投資するものか？】
株式は株式市場の相場、債券は金利市場の相場に大きく影響を受け、リスクも大きくなります。最近では、このように相場の影響を受ける金融商品ではなく、相場の影響を受けにくい金融商品が次々と登場しています。相場の影響を受けにくい金融商品に投資するものが入っていれば全体のリスクを小さくする効果がありますので、相場の影響を受けにくい金融商品に投資しているかどうかを確認してください。
『わざわざ投資信託にしなくても自分でできる！』と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、残念ながら一般の方では限界があります。投資信託をウマく選び、ウマく活用すれば『自分年金づくり』の第一歩を踏み出せると思います。また、毎月積立というカタチをとれば、よりリスクを小さくしながら、無理のない範囲で『自分年金づくり』が進められます。リスクについて理解していただき、そして、そのリスクを小さくするポイントをしっかり意識していただくことが重要です。
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