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以前テレビ番組で、ある教育者の方の講演シーンを拝見しました。その講演は、保護者の方と子供達が参加されており、講演内容も興味深い内容でした。その講演のなかで、保護者の方に対して次のような質問を投げかけていらっしゃいました。『お子さまに対して、今まで叱った回数よりホメた回数が多い保護者の方、手を挙げてください。』『お子さまに対して、今までホメた回数より叱った回数が多い保護者の方、手を挙げてください。』どちらの質問に対して挙手が多かったかは、皆さまも簡単に予想していただけるのではないでしょうか？
叱ることは決して悪いことではありませんが、ホメることによる効果も見逃せません。これは、経営者の方や管理者の方と従業員さまとの関係にもあてはまると思います。今回は『ホメるときのポイント』をご紹介していきます。
【大げさにホメる】 【気持ちを込めてホメる】 【スグにホメる】
簡単なようですが、実行していただくのは意外と難しいのではないでしょうか。従業員さまをホメるときに照れくさいと感じられると、素っ気無くシンプルなホメことばしか出てきませんね。また、ふだん現場に足を運ぶ回数が少なくなっていますと、従業員さまの行動の後できるだけ早くにホメることもできませんね。職場でも家庭と同様、叱られる場面は多くありますが、ホメられる場面は少ないと思います。従業員さまはどこかで『ホメて欲しい。』『ホメて欲しいから頑張ろう。』と思っていらっしゃる部分があるのではないでしょうか。
【目に見える形でホメる】
具体的なホメ方としては、アルバイトの方であれば、時給を１０円でも上げることで、相手に目に見える形で『ホメた』ことが伝わります。また、『○○さんでないと、この仕事はダメやなぁ。』という言葉も最大の『ホメことば』ではないでしょうか。
◆◆◆従業員さまをホメる回数を増やしていただき、上手にホメていただくことで、従業員さまは自信をもって意欲的に仕事に取り組まれることと思います。「成果主義の採用」「管理職の低年齢化」で心に悩みを抱えていらっしゃる従業員さまが増えているという統計も出ています。いま一度『ホメ』ることの効果と大切さを考えていただき、ドンドン『ホメ』ていただきたいと思います。◆◆◆
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